KPI・計測設計 / 導入検討ガイド

問い合わせから商談までの効果測定

アクセス数やフォーム送信数だけで判断せず、有効な問い合わせ・商談・受注までを追える計測の設計例を紹介します。

Webの行動と営業の結果を分けて記録する

  1. 流入・閲覧どの経路から、何を見たか
  2. 問い合わせ送信完了と問い合わせID
  3. 営業で判定有効・商談・受注の状態

GA4では、事業上重要な行動をイベントとして計測し、キーイベントに指定できます。フォーム送信と商談化は異なる出来事なので、同じ成果として合算せずに扱います。キーイベントの定義はGoogleの公式資料をご覧ください。

指標名だけでなく、数え方を決める

BtoBの問い合わせを想定した計測表
指標数える時点除外・注意点
送信完了送信処理が成功した時点ボタンのクリックだけを完了にしない。二重送信を区別する。
有効問い合わせ担当者が、事前に決めた対象条件に該当すると判断営業メール・テスト・重複を分ける。判定基準を担当者間で揃える。
商談化社内で定めた商談の開始条件を満たした時点日程調整と商談実施を混同しない。
受注CRM等で受注が確定した時点問い合わせからの時間差や、取消を扱うルールを決める。

問い合わせIDなどで記録を照合する設計を検討します。氏名・メールアドレス・自由記述を、そのままアクセス解析のイベントに入れる構成にはしません。

テスト送信を、CRMでの記録まで追う

  1. 入力エラー時と送信成功時で、イベントの発生が分かれるかを確認する。
  2. 再読み込みや連打で、同じ問い合わせを重複計上しないかを試す。
  3. 流入元の情報と問い合わせIDが、必要な範囲で引き継がれるかを見る。
  4. CRMで状態を更新したあと、集計に反映されるかを照合する。

計測の可否は同意設定やブラウザー環境にも左右されます。解析ツールと受付システムの件数が一致しない場合は、記録の定義と欠測条件から原因を調べます。

数字の落ちた段階で、見直す対象を変える

送信は多いが、有効問い合わせが少ない

集客経路、広告やページの訴求、フォームに入る前の案内を見直します。対象外の相談を分類すると、期待とのずれを探せます。

有効問い合わせはあるが、商談にならない

初回返信までの時間、連絡のつきやすさ、担当者への引き継ぎ、商談の判定条件を確認します。

月ごとの流入数と受注数を単純に割ると、受注までの時間差が混ざります。同じ時期に問い合わせた集団を追うなど、評価期間を揃えて比較します。

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