文書業務 / 導入検討ガイド
医療文書の作成・確認フロー
診療記録の参照、文書案の作成、内容の確認と確定を分け、転記や検索にかかる作業を見直します。
電子カルテのデータを使った開発事例
開発・提供事例 / 複数拠点のクリニック
電子カルテから、ワンクリックで医療文書を生成
学習・精度評価を経て下書き生成を導入。医師のレビューを組み込み、事務員の作成工数を大幅に削減。
事例を読む →文書案の生成と、正式な記録の確定を分ける
退院時サマリーなどの文書業務では、過去の記録を探す作業、必要な情報をまとめる作業、内容を確かめる作業が発生します。自動化する対象は、このうちどの作業なのかを先に決めます。
- 記録を参照患者・対象期間・取得項目を指定
- 文書案を作成項目を転記、文章を抽出・要約
- 確認して確定医療従事者が照合・修正し保存
転記・抽出・要約で、確認する内容が変わる
| 処理 | 対象の例 | 確認する点 |
|---|---|---|
| 定型項目の転記 | 日付、識別子、所定の入力項目 | 項目の対応、単位、対象期間、訂正の反映 |
| 文章からの抽出 | 自由記述から、決めた項目に関する記載を取り出す | 表記揺れ、否定表現、記載がない場合の扱い |
| 文章の要約 | 複数の記録から経過を文書案にまとめる | 根拠のない記述、情報の抜け、時系列や文脈の取り違え |
定型項目を移すだけで済む箇所は、項目の対応付けで処理できます。文章処理が必要な箇所を分けることで、検証対象と人が確認する範囲を絞れます。
確認者が元の記録へ戻れる画面にする
確認画面の検討項目
- 文書案と参照した記録を照合できる
- 取得できなかった項目を空欄のまま見落とさない
- 修正内容と確定した担当者を記録する
試行で記録する項目
- 元の記録を探す時間
- 誤り・抜け・不要な記載の種類
- 確認と修正を終えるまでの時間
具体的な画面・履歴・連携方式は開発時に定めます。実際の診療記録を使う検証は、共有方法と利用範囲への合意後に進めます。
